新人事制度・評価制度構築

By KEN@上海, 2011/05/12

久々の投稿です。このくだりがお決まりになってきました。(反省)

上海で起業して広告業界で仕事するようになって3年。

最近は会社自体がとても忙しくなり、メンバーも増え、人事制度も整えました。

起業当初2年は、ぎりぎりのメンバー数であったことから、慎重に体制を作ってきましたが、今年からは大胆に体制を構築していきます。

中国の人材は定着しないという統計があります。実際、数字的にみれば、日本よりもそうです。

私もそれには常に悩んでいますが、しかし、それに合わせて、社員にだけ気を使っていたら、会社は強くなれません。

がんばっている人がきちんと評価される人事制度とそれに見合う仕事と報酬があれば自然と組織が出来上がります。

今回、以下の制度を導入しました。

・詳細な評価制度の導入。(技術、専門知識、マネジメントなど幅広く評価)

・評価ポイント制による等級制度。年次、経験は関係なく実力、貢献度で等級・給与も決定。

・ライン職だけでなく専門職についても同等のキャリアアップできる仕組み

・4半期毎の評価による、降格・昇格。決算賞与の導入。

・平時の部門、チーム体制の明確化と、随時プロジェクト型のチーム編成。

実際、制度導入後辞めた人間もいました。自己評価と会社の評価の違いというのは必ず現れます。

会社が求める人材・会社の方向性・ビジョンなどを理解してもらい、それが本人の希望と合い、公平に評価され、その結果、キャリアアップできるなら、そういう人材は力を発揮してくれます。

今までは経営メンバーだけが残業しているという状況から

現場スタッフが中心となってプロジェクトを運営していけるような体制が出来上がっていけば、

効率よく、良い仕事が出来るようになるでしょう。

最近は、案数も増え、また、車やカメラ、電器製品などのレベルの高い案件も入ってくるようになりました。

WEBとはいえ、この広告業界、かなりガテンが業界です。

私は、元々IT業界にいましたので、状況はかなり似ていますが、扱うものがクリエイティブが絡むので感覚的なことにも左右されますので、やはりキツイことは確かです。

でも、誰でもできるような案件だけ扱っていても成長できません。今は無理してでも学び、レベルアップしなければならない時期です。

案件自体はAクラス案件が入ってくるようになりましたが、実際の社内のレベルはまだまだですから、関係協力会社含めてSクラス案件が指名で入るようになることが目標ですね。

そして、カンヌのレッドカーペットへ!

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