5月21日、Ruby Conf Chinaが無事終了しました。
終わってみると大盛況!450名くらいの参加者でした。
Ruby作者のまつもとゆきひろ氏の講演は
英語資料、日本語発表、中国語通訳という
多言語での進行となりました。
質疑は、全て英語で行われ、中国人技術者のレベルの高さも
今回わかりました。
Rubyというまだマイナーな言語を勉強している彼ら、
それだけ技術に対してどん欲であり、そういう技術者は
英語も出来て当たり前。
中国語だけでは、世界中にある技術情報を全て捉えることは出来ませんから。
日本語が喋れる中国人技術者という限定枠の中ではなかなか
このような優秀な人たちには出会えません。
まともと氏の講演で興味深い発言は、
「Rubyは楽しい」
彼自身が自然にコードを書くにはどうしたらいいのかということを
突き詰めて出来た言語がRubyです。
だから、楽しい。考えたことをそのまま違和感無くコード化出来る言語
それがRubyです。
楽しいと言えること、これがとても重要ですね。
私も、Cから始まって、いろんな言語をやっていますが、
書いて楽しい言語とそうでないものはあると思います。
夜は、主催メンバーでの食事会。
まつもと氏の自然な一面も見れてとても良かったです。
見識と技術を備えたすばらしい方でした。
ジョークもいっぱい出てきますし、さすが世界中の人気者である
ことがよくわかります。
いろんな質問をさせて頂きましたが、
一番記憶に残ったのが、
「CMSだけでWEB開発会社を名乗るような会社はやっていけない。」
今後、誰でも簡単にプログラムをほとんど使わなくてもWEBシステムを作れるようにどんどんなるでしょう。これは良いことだと思います。
でも、全てではない、だから、状況に応じて、CMSやプログラム開発という選択が出来なければならない。
私もそう思います。その選択の1つがRubyであると。
だから、Ruby以外に良いものがあれば積極的に採用してもいいと私は思います。
それともう一つ。技術的なこと。
Rubyが遅いと言われることもありますが、
ベンチマーク結果からすると、
PHPの2倍以上速く、
Railsでさえ、PHPより速いという結果があるそうです。
~参考~
~Wikipediaより~
まつもとゆきひろ(1965年4月14日 – )は、プログラミング言語「Ruby」の開発者。本名は「松本 行弘」だが、一般にはひらがな表記が定着している。英語圏ではMatzの通称で知られる。
大阪府に生まれ4歳の時から鳥取県米子市に育つ。鳥取県立米子東高等学校を経て1990年筑波大学第三学群情報学類卒業。島根大学大学院博士課程単位取得退学。
現在は島根県松江市に在住し、同市の株式会社ネットワーク応用通信研究所 (NaCl) にフェローとして勤務している。2007年6月より楽天株式会社 楽天技術研究所フェローも兼務。Ruby の普及を目的として設立されたRubyアソシエーションの理事長も務める。
末日聖徒イエス・キリスト教会の信者であり、大学在学中に2年間休学し、宣教師として奉仕している。
語り口はとても早口である。
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